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DeNA萩原チーム統括本部長、23年の振り返りと今年の展望について語る「今のベイスターズは『good』なチームなんです。我々は『great』なチームにならないといけない」
2024年01月01日 17:33
抜粋
295: あけおめ@小吉 24/01/01(月) 13:01:12
今までの延長線上には優勝はなかった――。横浜DeNAベイスターズは昨年、25年ぶりのリーグ優勝、日本一をめざしたが、リーグ3位で幕を閉じた。「我々の今までの取り組みの延長線上には、優勝はなかったと分かった」。チーム編成部門のトップを担うチーム統括本部長の萩原龍大さん(46歳)はそう語る。萩原さんに23年の振り返りと今年の展望について聞いた。
――まずは昨年の総括をお願いします。
「昨年はシーズン前のキャンプ前夜に『全員が優勝すると心に決めて臨もう』という話をしました。前半戦は順調で、交流戦も初優勝し、首位にも立ちました。このまま行ければ、と思っていたのですが、夏頃から失速してしまいました。
特に、大事な試合をいくつか落としてしまったことがシーズンを終えての結果に表れたと思います。心に決めても優勝できなかったということは、我々に足りないものがあったということが分かったシーズンでした。
今のベイスターズは本当に良いチームだと感じています。『good』なチームなんです。ただ我々は『great』なチームにならないといけない。そのためにさまざまな部分を変えていく決意ができました」 米国からバウアー獲得に沸いた1年
――2023年のビッグニュースとしてはメジャーリーグからサイヤング賞投手のバウアー選手獲得がありました。
「限られた予算の中で、どうやってクリエイティブな提案ができるかというのが課題でした。年俸の他の部分の報酬として球団初の個人ファンクラブ設立というのも、その中の一提案でした」
――バウアー選手は自身のYou Tubeで垣間見える人柄も人気を集めました。
「これは直接やりとりしていた副本部長の壁谷(周介さん)の確信を信じました。思っていた以上に日本の文化やファンとのシナジーが生まれたように思います」
――シーズン終了後には他球団から新戦力として森唯斗投手や中川颯選手を獲得できました。動き出しの早さが奏功したように感じます。
「これは従来より準備を早めています。有力選手が戦力外で出てから、どうする?では遅く、シーズン中からリストを作成し、リストの選手が出たらすぐ動く。従来のようなスカウトの評価に加え、データ分析から見た活躍予測などさまざまなものを総合して決めています」
――萩原さんは23年シーズンから編成トップに就きましたが、心境の変化はありましたか。
「特にドラフト会議はその場その場が決断の連続ですので、初めてのそれは苦しかったですね。 今まではあの場で決断する役割ではなかったので。ギリギリのところで決めるあの現場の緊張感は今までの数倍でした」 ドラフト1位で度会選手獲得
――ただ、そのドラフト会議では1位指名でENEOSから度会(わたらい)隆輝選手を獲得できました。
「3球団競合になってしまったので心は重かったですが、三浦大輔監督が見事引き当ててくれました。その時は人生最大のガッツポーズをしました(笑)。彼は能力はもちろん、物怖じしないマインドで周りを巻き込む魅力がある。上位打線で暴れてほしいですね」
――スター性のある選手という印象です。
「最近重視しているのが、『野球に夢中であること』です。プロ野球選手の世界は日々の競争も厳しく、夢中であり続けることは難しくもあります。厳しいからこそ、野球が好きで仕方ないという選手はどこかで突き抜けると思います。
またバウアー選手のようにプロ野球選手の時間が有限だと知っていることも大切です」 コーチ編成刷新し役割分担を明確に
――24年の体制として、コーチの体制が大きく変わりました。
「オフェンスチーフコーチ、ディフェンスチーフコーチというポジションを新設しました。メジャーリーグでも攻撃と守備を分ける考え方は一般的になっているので、いつか取り組みたいと考えていたところ、タイミングよくコーチ陣からも変革について声が挙がってきました。
石井琢朗さんご本人の提案もあり一塁コーチを兼任してもらうことにしました」
――特にデータ野球を重視するような人事にも見えます。
「コーチの役割のひとつは練習・育成やコンディション調整というグラウンドでの仕事。もうひとつは試合での戦略面です。この役割分担を進めて、データに強いコーチに戦略面を担ってもらう体制になっています」
――今年のベイスターズをどう見ていますか。
「編成がまだ終わっていない段階なので、まだこれから体制を整えていくところです。
ただ、ひとつ言えるのは毎年仮説を立てて検証し、より良いチームを目指していることは確かです。『great』なチームに近づくべく、ひとつひとつチャレンジしていきたいと思います」
今までの延長線上には優勝はなかった――。横浜DeNAベイスターズは昨年、25年ぶりのリーグ優勝、日本一をめざしたが、リーグ3位で幕を閉じた。「我々の今までの取り組みの延長線上には、優勝はなかったと分かった」。チーム編成部門のトップを担うチーム統括本部長の萩原龍大さん(46歳)はそう語る。萩原さんに23年の振り返りと今年の展望について聞いた。
――まずは昨年の総括をお願いします。
「昨年はシーズン前のキャンプ前夜に『全員が優勝すると心に決めて臨もう』という話をしました。前半戦は順調で、交流戦も初優勝し、首位にも立ちました。このまま行ければ、と思っていたのですが、夏頃から失速してしまいました。
特に、大事な試合をいくつか落としてしまったことがシーズンを終えての結果に表れたと思います。心に決めても優勝できなかったということは、我々に足りないものがあったということが分かったシーズンでした。
今のベイスターズは本当に良いチームだと感じています。『good』なチームなんです。ただ我々は『great』なチームにならないといけない。そのためにさまざまな部分を変えていく決意ができました」 米国からバウアー獲得に沸いた1年
――2023年のビッグニュースとしてはメジャーリーグからサイヤング賞投手のバウアー選手獲得がありました。
「限られた予算の中で、どうやってクリエイティブな提案ができるかというのが課題でした。年俸の他の部分の報酬として球団初の個人ファンクラブ設立というのも、その中の一提案でした」
――バウアー選手は自身のYou Tubeで垣間見える人柄も人気を集めました。
「これは直接やりとりしていた副本部長の壁谷(周介さん)の確信を信じました。思っていた以上に日本の文化やファンとのシナジーが生まれたように思います」
――シーズン終了後には他球団から新戦力として森唯斗投手や中川颯選手を獲得できました。動き出しの早さが奏功したように感じます。
「これは従来より準備を早めています。有力選手が戦力外で出てから、どうする?では遅く、シーズン中からリストを作成し、リストの選手が出たらすぐ動く。従来のようなスカウトの評価に加え、データ分析から見た活躍予測などさまざまなものを総合して決めています」
――萩原さんは23年シーズンから編成トップに就きましたが、心境の変化はありましたか。
「特にドラフト会議はその場その場が決断の連続ですので、初めてのそれは苦しかったですね。 今まではあの場で決断する役割ではなかったので。ギリギリのところで決めるあの現場の緊張感は今までの数倍でした」 ドラフト1位で度会選手獲得
――ただ、そのドラフト会議では1位指名でENEOSから度会(わたらい)隆輝選手を獲得できました。
「3球団競合になってしまったので心は重かったですが、三浦大輔監督が見事引き当ててくれました。その時は人生最大のガッツポーズをしました(笑)。彼は能力はもちろん、物怖じしないマインドで周りを巻き込む魅力がある。上位打線で暴れてほしいですね」
――スター性のある選手という印象です。
「最近重視しているのが、『野球に夢中であること』です。プロ野球選手の世界は日々の競争も厳しく、夢中であり続けることは難しくもあります。厳しいからこそ、野球が好きで仕方ないという選手はどこかで突き抜けると思います。
またバウアー選手のようにプロ野球選手の時間が有限だと知っていることも大切です」 コーチ編成刷新し役割分担を明確に
――24年の体制として、コーチの体制が大きく変わりました。
「オフェンスチーフコーチ、ディフェンスチーフコーチというポジションを新設しました。メジャーリーグでも攻撃と守備を分ける考え方は一般的になっているので、いつか取り組みたいと考えていたところ、タイミングよくコーチ陣からも変革について声が挙がってきました。
石井琢朗さんご本人の提案もあり一塁コーチを兼任してもらうことにしました」
――特にデータ野球を重視するような人事にも見えます。
「コーチの役割のひとつは練習・育成やコンディション調整というグラウンドでの仕事。もうひとつは試合での戦略面です。この役割分担を進めて、データに強いコーチに戦略面を担ってもらう体制になっています」
――今年のベイスターズをどう見ていますか。
「編成がまだ終わっていない段階なので、まだこれから体制を整えていくところです。
ただ、ひとつ言えるのは毎年仮説を立てて検証し、より良いチームを目指していることは確かです。『great』なチームに近づくべく、ひとつひとつチャレンジしていきたいと思います」
これ昨日も貼ってあったけどまだ補強あると思うから楽しみね
あと最近は野球に夢中であることを重視して選手取ってるみたい
あと最近は野球に夢中であることを重視して選手取ってるみたい