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一軍登板を果たしたDeNA田中健二朗投手 試行錯誤の中で見つけた新たな投手像
2021年12月01日 21:37
抜粋
327: 風吹けば名無し 21/12/01(水)13:39:22 ID:gB.3j.L42
29歳で決断したTJ手術。もっと早くやっておけば良かった、と田中は口癖のように言っていたが、さまざまな経験をしたことで本来いるべき場所に戻ることができた。とくに昨年5月はコロナ禍でピッチングのメニューは進むもののケアが追い付かず不安な日々を過ごしたこともあった。そういった厳しかった時期、自分を支えていたのは何だったのだろうか?
「うーん、難しいですねえ……」
沈思黙考。すぐに言葉が出るものと思ったが、ここは当たり障りのないことを言わない田中らしい。
「本当のことを言えば、何度も何度も心が折れかけて……いや、折れていたのかもしれない。だからつらいときは、休み休みと言いますか、違うことをやってみたり、ダラけてみたり。もちろん復帰したいという気持ちはありましたけど、本当に治るのかなと思ってやっていましたからね」 これがTJ手術を受けた当事者のリアルなのだろう。人間だから後ろ向きになる日だって当然ある。不安で寝つきの悪い夜もある。
ただ、そんなしんどい時期、力になってくれたのが三上朋也や武藤祐太、平田真吾、伊藤光、中井大介といった同学年の気の置けない面々だった。
「たわいもない話ができるのは、ありがたいですよね。苦しかったりメンタルが落ちているとき、普通に話せる存在がいるっていうのはすごく大きな力になりましたし、彼らがいてくれて良かったなって」
あと田中がTJ手術を受けた半年後に同じ手術をした東克樹の存在も大きかった。
「東といろいろ情報を共有できたのは良かったし、ひとりじゃいろいろ厳しかったと思います。あと僕のほうがリハビリが進んでいたわけですけど、考えたのは、自分が上手く行かなかったら東は不安に駆られるだろうなってことです。僕が逆の立場だったらそう思うだろうし、だから絶対にそうならないようにしようって。本当それだけですよ」
苦しかった日々。明日への光を感じられず心折られながらも耐え忍び、それでも這いながら前に進んできた。まるで藪の中をかき分けるように歩いてきた田中の後ろには、いつしかきれいな道ができていた。
「本当は…心が折れていたかも」TJ手術を経て1092日ぶりの一軍登板を果たしたDeNA田中健二朗が、いま伝えたい思いとは?(石塚隆)#プロ野球 #NPB #横浜 #ベイスターズ #田中健 #トミージョン #東克樹 #平良拳太郎 https://t.co/F8eK6UJ6HK
— Number編集部 (@numberweb) November 29, 2021
29歳で決断したTJ手術。もっと早くやっておけば良かった、と田中は口癖のように言っていたが、さまざまな経験をしたことで本来いるべき場所に戻ることができた。とくに昨年5月はコロナ禍でピッチングのメニューは進むもののケアが追い付かず不安な日々を過ごしたこともあった。そういった厳しかった時期、自分を支えていたのは何だったのだろうか?
「うーん、難しいですねえ……」
沈思黙考。すぐに言葉が出るものと思ったが、ここは当たり障りのないことを言わない田中らしい。
「本当のことを言えば、何度も何度も心が折れかけて……いや、折れていたのかもしれない。だからつらいときは、休み休みと言いますか、違うことをやってみたり、ダラけてみたり。もちろん復帰したいという気持ちはありましたけど、本当に治るのかなと思ってやっていましたからね」 これがTJ手術を受けた当事者のリアルなのだろう。人間だから後ろ向きになる日だって当然ある。不安で寝つきの悪い夜もある。
ただ、そんなしんどい時期、力になってくれたのが三上朋也や武藤祐太、平田真吾、伊藤光、中井大介といった同学年の気の置けない面々だった。
「たわいもない話ができるのは、ありがたいですよね。苦しかったりメンタルが落ちているとき、普通に話せる存在がいるっていうのはすごく大きな力になりましたし、彼らがいてくれて良かったなって」
あと田中がTJ手術を受けた半年後に同じ手術をした東克樹の存在も大きかった。
「東といろいろ情報を共有できたのは良かったし、ひとりじゃいろいろ厳しかったと思います。あと僕のほうがリハビリが進んでいたわけですけど、考えたのは、自分が上手く行かなかったら東は不安に駆られるだろうなってことです。僕が逆の立場だったらそう思うだろうし、だから絶対にそうならないようにしようって。本当それだけですよ」
苦しかった日々。明日への光を感じられず心折られながらも耐え忍び、それでも這いながら前に進んできた。まるで藪の中をかき分けるように歩いてきた田中の後ろには、いつしかきれいな道ができていた。
タナケンは記事であったけど、もうカーブ投げれない?らしいな
まあ投手としてストレートの球速上がってるから幅は広がったが
まあ投手としてストレートの球速上がってるから幅は広がったが
334: 風吹けば名無し 21/12/01(水)13:40:40 ID:dk.1x.L40
>>327
今までは絶対的な信頼を置けてたのがTJ経て投げ方変わって
そういう球種じゃなくなった的な話じゃないっけ
今までは絶対的な信頼を置けてたのがTJ経て投げ方変わって
そういう球種じゃなくなった的な話じゃないっけ
337: 風吹けば名無し 21/12/01(水)13:42:32 ID:gB.3j.L42
>>334
読み方次第な部分はあるかな
使うにしても見せ球レベルではあるだろう
読み方次第な部分はあるかな
使うにしても見せ球レベルではあるだろう
356: 風吹けば名無し 21/12/01(水)13:49:24 ID:pE.hi.L26
>>327
投げられないとは言ってないわね
試行錯誤の中で見つけた新たな投手像
帰ってきた田中を見ていて気になったのは変化したフォームとボールの質だ。まずフォームに関しては、体の軌道が横から縦方向となり、テイクバックが小さくなった。以前よりも股関節の動きが柔らかくなって下半身に粘りが感じられる。田中は新しいフォームについて語る。
「改造したというほどではないのですが、とにかく負担がなくスムーズに動けるフォームを追求したという感じです。例えば、あれ以上肘を高くすると負担が多くなってしまい、1年間投げ抜くのが難しくなってしまいます」
ベストなものを見つけるためリハビリ中から試行錯誤をつづけた。
「トレーナーさんが新しいものを提示してくれたり、それに僕も納得してトライしたり。その結果、以前より自分の重心の位置が鮮明にわかるようになり、パフォーマンス的には確実に向上しました」
今季のストレートのMAXは147キロ。アベレージも含め真っすぐの球速は術前より3~4キロ上がっている。また切れの増したスライダーとフォークも印象的だった。しかしながら田中の代名詞ともいえるカーブをあまり投げることはなかった。その理由を次のように語る。
「当然、新しいフォームとの兼ね合いもあるのですが、ブルペンで投げていても、以前のいいときと比べるとギャップが大きいんです。軌道も違えば、抜け方も違う。これじゃ厳しいかなって。そこで変化球はスライダーとフォークの感覚が良かったので、そっちにシフトしたという感じですね」
変化したフォームに強い真っすぐ、そしてフォークとスライダー。「まるで違うピッチャーになりましたね」と言うと田中は笑った。
「いやいや。まあでも復帰前に『新しい田中健二朗を見せたい』と言っていたので、そういう姿を見せることができたのは良かったと思います。ただ来季、143試合と考えたとき、同じバッターと何度も対戦するわけですし、今季のような真っすぐで押せ押せのピッチングはできない。そういったときに頼れる変化球……今まではそれがカーブだったんですけど、ない今、新しい変化球も含め、見つけないといけないなって」
来季は、さらにバージョンアップした田中をきっと見ることができるだろう。
投げられないとは言ってないわね
試行錯誤の中で見つけた新たな投手像
帰ってきた田中を見ていて気になったのは変化したフォームとボールの質だ。まずフォームに関しては、体の軌道が横から縦方向となり、テイクバックが小さくなった。以前よりも股関節の動きが柔らかくなって下半身に粘りが感じられる。田中は新しいフォームについて語る。
「改造したというほどではないのですが、とにかく負担がなくスムーズに動けるフォームを追求したという感じです。例えば、あれ以上肘を高くすると負担が多くなってしまい、1年間投げ抜くのが難しくなってしまいます」
ベストなものを見つけるためリハビリ中から試行錯誤をつづけた。
「トレーナーさんが新しいものを提示してくれたり、それに僕も納得してトライしたり。その結果、以前より自分の重心の位置が鮮明にわかるようになり、パフォーマンス的には確実に向上しました」
今季のストレートのMAXは147キロ。アベレージも含め真っすぐの球速は術前より3~4キロ上がっている。また切れの増したスライダーとフォークも印象的だった。しかしながら田中の代名詞ともいえるカーブをあまり投げることはなかった。その理由を次のように語る。
「当然、新しいフォームとの兼ね合いもあるのですが、ブルペンで投げていても、以前のいいときと比べるとギャップが大きいんです。軌道も違えば、抜け方も違う。これじゃ厳しいかなって。そこで変化球はスライダーとフォークの感覚が良かったので、そっちにシフトしたという感じですね」
変化したフォームに強い真っすぐ、そしてフォークとスライダー。「まるで違うピッチャーになりましたね」と言うと田中は笑った。
「いやいや。まあでも復帰前に『新しい田中健二朗を見せたい』と言っていたので、そういう姿を見せることができたのは良かったと思います。ただ来季、143試合と考えたとき、同じバッターと何度も対戦するわけですし、今季のような真っすぐで押せ押せのピッチングはできない。そういったときに頼れる変化球……今まではそれがカーブだったんですけど、ない今、新しい変化球も含め、見つけないといけないなって」
来季は、さらにバージョンアップした田中をきっと見ることができるだろう。